カラコンの度数の計算方法

この項では、カラコンの度数の計算方法について考えてみたいと思います。

カラコンの度数を調べる場合、「PWR（パワー）」という単位が使用することになります。

そして、「PWR＝屈折度数」を表しているのです。

○屈折度数について

私たちの目は、角膜や水晶体によって光を屈折させることでモノを認識しています。

そして屈折した光が網膜に映った時、モノがはっきり見えれば眼鏡も必要ありません。

しかし屈折した光が網膜に映った時にモノがきちんと見えなければ、私たちの目には視界がぼやけて見えてしまうのです。

それが近視や遠視になるのです。

※近視→PWR「+3.50」（プラスで表現）／遠視→PWR「-2.25」（マイナスで表現）のように表記されます。

それとよく「視力がわかればカラコンの度数もわかるの？」という質問が寄せられますが、厳密にいえば視力がわかってもカラコンの度数を計算することはできません。

何故なら視力の数値が同じだったとしても、屈折度数が同じだとは限らないからです（屈折度数にも個人差があります）。

だから眼科医に行けば、カラコンの度数に必要なさまざまな眼科検査が行われているのです。

ちなみに余談になりますが、一応カラコンの度数を視力から計算する方法もあります。

ただし、あくまでも「およその数値」としてです。

「カラコン度数＝-0.4÷裸眼視力」

上記に明記したように、この項では「カラコンの度数の計算方法／PWR（パワー）＝屈折度数」について触れてみました。

何度もいいますが、基本的にカラコンの正確な度数は視力やメガネの度数から計算することはできません。

屈折度数がわかって、はじめて正確なカラコンの度数を調べることができるのです。

そして間違った度数のカラコンを付けてしまった場合、必ず目に不具合を生じることになります。

だからこそカラコンの度数は、きちんと眼科医で調べてもらう必要があるのです。

最後に一言…「絶対に自己判断で、カラコンの度数を決めてはいけません。」